お知らせ

“所定休日”と“年次有給休暇”の違い、正しく認識していますか?~年5日の年次有給休暇の取得促進に向けて(2)~(2023/10/6)

前回からの続きです。

「そういうことだったら、所定休日を減らして、その分を“一斉計画年休”にすればいいのではないですか?」とおっしゃるのです。

それも、基本的にはNGです。なぜでしょうか?

「所定休日を減らす」ということは、裏を返せば「所定就業日を増やす」ということになります。

これは、いわゆる“労働条件の不利益変更”に該当することになります。(ただし、所定休日の日数を変えずに、他の日に移動することは基本的には“不利益変更”には該当しないと思われます。)

“労働条件の不利益変更”は、会社の存続にかかわるような大きな理由に該当する場合でもない限り原則としてしてはいけないことになっています。

つまり、所定休日の日数を変えずに“一斉計画年休”の導入をする、ということは会社の実質的な稼働日数を減らすことになります。

稼働日数が減っても、従前どおりの利益等を確保し続けるためには、“一斉計画年休”の導入と同時に何らかの生産性の向上を図るための手立てを講じる必要があるものと考えられます。

生産性向上の措置を講じることなく年次有給休暇の取得率を向上させるためには、“個別計画年休”が最も妥当な手段ではないかと、考えます。

“個別計画年休”だと休みにくい、という声もあるようですが、そこは会社として何か一工夫でもして、例えば“家族との思い出づくりの日”とでも銘打って家族と出掛けることを奨励してあげる等を行ってみてはいかがでしょうか?

 

このページのトップへ